「学校は休みでも、仕事は休めない。」

インフルエンザや感染性胃腸炎などの流行が本格化すると、突然の「学級閉鎖」「学年閉鎖」の連絡が増えます。 テレワークは導入されているけれど、
- 「丸一日、元気があり余っている子どもを見ながら仕事」は現実的に無理
- 夫婦ともにテレワークだが、どちらかはどうしてもクライアント先常駐・外勤が必要
- 医療従事者・保育・教育・福祉・店舗勤務など、現場に出ないと成立しない仕事
文京区・新宿区・中央区・港区のような都心部では、こうした「物理的に仕事を休みにくい」共働き家庭が多く暮らしています。
一方で、学校保健安全法に基づく「学校感染症」のルールは厳格です。インフルエンザにかかった子どもや学級閉鎖中のクラスについて、学校も公設学童も“止める”方向に動きます。
この記事では、文京区・港区・新宿区・中央区の代表的な小学校を例に、インフルエンザ等のときに「学校」「公設学童」「民間学童」がどう動くのかを整理し、最後に「本当に休めない共働き家庭」が今から備えておきたいポイントをまとめます。
1. まずは基本ルール:インフルエンザは「出席停止」扱い
出席停止=“サボりの欠席”とは違う
インフルエンザなどの「学校感染症」にかかった場合、学校保健安全法により、子どもは出席停止となります。
例えば、文京区立窪町小学校の「学校感染症一覧・登校届」でも、出席停止になる感染症の一覧と、治った後に提出する「登校届」が案内されています。
出席停止期間中は、「欠席」扱いにはなりません。 「ずる休み」とはまったく別で、**法律上“学校に来てはいけない期間”**という扱いです。この考え方は、国立校・私立校でも共通です。
インフルエンザの出席停止期間の目安
筑波大学附属校の資料や、学習院の「学校で予防すべき感染症」でも、インフルエンザの出席停止期間は以下のように定められています。
「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」
つまり、以下の2点は法的な基本線となります。
- 熱が下がったその日・翌日にすぐ学校へ、はNG
- 「思ったよりも長く自宅で看病する期間」が必要
2. 【区別】文京・港・新宿・中央区の“書類”と対応

ここでは、あえて医学的な細かい話は脇に置き、共働き家庭のスケジュールに関係する「書類」と「動き」に絞って、各区の代表校を例に整理します。
2-1. 文京区:窪町小・筑波大附属小エリア
- 文京区立 窪町小学校 学校公式サイトに「学校感染症一覧」と「登校届」があります。インフルエンザなどにかかったあと、医師の診断を受け、保護者が登校届を記入して提出する方式です。(参考:根津小学校の登校届)
- 国立 筑波大学附属小(系校) 筑波大附属の資料でも、インフルエンザは出席停止とし、発症後5日+解熱後2日を目安に「出席停止についての証明書」等の提出が必要です。
💡文京区あるある 兄弟で「区立+国立」に通う家庭も多く、同じインフルエンザでも“学校に提出する紙”が違うことがあります。「せっかく治ったのに、書類不備で登校できない」という事態を防ぐため、事前の確認が必須です。
2-2. 港区:白金小・高輪台小エリア
港区では、各校サイトで詳細なフローが公開されています。
- 白金小学校 出席停止の説明とともに「学校感染症登校連絡票」の提出が案内されています。
- 高輪台小学校 同様に、感染症で出席停止となったあとの再登校時に「登校連絡票」(場合により医師の証明書)を求める運用です。詳しい対応はこちらのお知らせ(PDF)も参照ください。
💡港区あるある 共働き率が非常に高い地域であり、「仕事は在宅で半日だけ」「午後は出社」など、柔軟ながらもタイトなスケジュールで動く家庭が多いのが特徴です。しかし、学校も公設学童も「出席停止中は利用NG」というルールは絶対に変えられません。
2-3. 新宿区:四谷小・学習院エリア
- 新宿区立 四谷小学校 公式サイトの「学校感染症 治癒証明」ページにて、インフルエンザ等にかかった場合の治癒証明書の提出が案内されています。
- 新宿区のルール(全区) 新宿区では、医療機関で「学校感染症治癒証明書(登校許可書)」を書いてもらい、学校へ提出する流れが基本です。(区の学校医の医療機関であれば文書料は公費負担で無料という特徴があります)
- 私立 学習院に通う場合 学習院大学保健センター等の案内通り、医師の「登校証明書」や治癒証明書を提出して復帰する流れとなります。
💡新宿区・四谷エリアあるある 公立・私立どちらに通っても、「医師の証明書+学校への提出」が前提になりやすい地域です。平日日中に病院へ行って書類をもらう時間をどう捻出するかが、共働き家庭の大きな負担となります。
2-4. 中央区:日本橋小・久松小エリア
- 中央区のルール 区立小学校全体として、学校保健安全法に基づく出席停止の考え方(PDF)が示されています。
- 日本橋小学校・久松小学校 学校感染症にかかった場合は完全に治るまで登校を見合わせ、各学校で指定している「登校(園)許可証明」等を医師に書いてもらい提出する運用が基本です。
💡日本橋〜東日本橋エリアあるある ビジネス街のど真ん中にあり、保護者は金融・コンサル・専門職など「絶対に穴を空けられない仕事」の方が多い地域です。それでも、出席停止期間中は学校にも公設学童にも行けないという現実に直面します。
3. 公設学童は「利用できない日がある」前提で考える

ここまでの4区の代表例から分かることはシンプルです。
- 学校は、法に基づき「感染を広げないために、止める」のが役割
- 公設学童・公設民営学童も、基本的には同じルールに従う
つまり、インフルエンザや学級閉鎖のとき、以下のケースでは公設学童は「預かれない」「利用できない」ことがほとんどです。
- インフルエンザにかかった本人
- きょうだいが出席停止中の子(濃厚接触の疑い)
- 学級閉鎖中のクラスの子(元気でも自宅待機)
公設学童は「安心・安全のために止める」仕組みであって、「止まっている間の緊急預かり」を担う仕組みではありません。 この前提に立ったうえで、「じゃあ本当に休めない日はどうする?」を考えておくことが、都心の共働き家庭には欠かせません。
公設と民間学童の違いは?迷ったら読む「学童選びの整理帳」はこちら
4. 本当に休めない共働き家庭を支える「民間学童」という選択肢
もちろん、民間学童であっても、インフルエンザ発症中のお子さんや、発熱・咳など明らかな症状があるお子さんをお預かりすることはできません。
しかし、民間学童(私立私営)ならではの裁量の中で、柔軟な対応が可能な場合があります。
- 「病み上がり〜完全復帰のあいだ」のグラデーションに寄り添う
- 学級閉鎖だけれど、本人は元気で無症状のケースに対応する
- 朝から/延長時間も含めた柔軟な預かり枠を準備する
※具体的な受け入れ条件・時間帯は、各事業者の利用規約をご確認ください。
5. こどもクリエ塾の場合:4区の代表エリアをカバーする「民間学童」
こどもクリエ塾は、「国際的に通用するリーダーシップと創造力を育てる、22時までの民間学童保育スクール」として、文京区・新宿区・中央区・港区にまたがるエリアをカバーし、働く保護者を支えています。
5-1. 文京区:窪町小・筑波大附属小エリア → 茗荷谷校
こどもクリエ塾 茗荷谷校(文京区小石川)は、茗荷谷駅から徒歩1分。 文京区内の公立小学校(窪町小など)や、国立小学校に通うお子さまも多く在籍しています。
窪町小・筑波大附属小エリアのご家庭にとって、「区立+国立」の二重ルールをフォローしながら、放課後・長期休みの「学び」と「居場所」を確保する拠点としてご利用いただけます。▷ 茗荷谷校の説明会・見学会はこちら
5-2. 港区:白金小エリア → 白金台校
こどもクリエ塾 白金台校(港区白金台)は、2011年開校の歴史ある教室です。 近隣の港区公立小学校(白金小など)に加え、慶應幼稚舎・聖心女子・東洋英和など私立小・国立小の通学圏に位置します。
白金小・高輪台小エリアで、「公設学童は感染症対応で閉まってしまうかもしれない、でも仕事は止められない」というご家庭にとっての“もう一つの放課後の拠点”です。 ▷ 白金台校の説明会・見学会はこちら
5-3. 新宿区:四谷小・学習院エリア → 四谷校
こどもクリエ塾 四谷校(新宿区四谷)は、四ツ谷駅から徒歩すぐ。2026年1月に教室を拡張移転し、さらに広々とした環境になります。学習院や雙葉小学校など、近隣の私立小学校のお休みにも対応しております。
新宿区の「治癒証明書」「登校許可書」など、医師の証明書が前提になるエリアだからこそ、書類準備に追われる保護者の時間と、仕事を休めない日の居場所を両立できる「長時間預かり+学びの場」として機能しています。▷ 四谷校の説明会・見学会はこちら
5-4. 中央区:日本橋小・久松小エリア → 日本橋校・東日本橋校
- こどもクリエ塾 日本橋校(中央区日本橋小舟町):日本橋小徒歩5分、久松小徒歩8分
- こどもクリエ塾 東日本橋校(中央区日本橋久松町):2025年4月開校、久松小の斜め向かい
中央区・日本橋〜東日本橋エリアは、「仕事を休みにくい職種」が特に多い地域です。 公設学童・公設民営が感染症対応で閉じても、民間としてできる範囲での預かりを検討できること、また長期休み・臨時休校時には朝から開校できる日を設定していることなどを通じて、現実と向き合うご家庭の一助になれればと考えています。
▷ 日本橋校の説明会・見学会 ▷ 東日本橋校の説明会・見学会
6. おわりに:「本当に休めない人」が今からやっておきたい3つのこと
最後に、本格的なインフルエンザ流行期の前に、「本当に仕事を休めない」共働き家庭が今からやっておきたい3つの備えをまとめます。
- 学校・園・公設学童に「感染症のときどうなるか?」を聞いておく 「学級閉鎖のとき、学童は開いていますか?」「きょうだいが出席停止のとき、もう一人は利用できますか?」これを確認しておくだけでも、いざという時の初動が変わります。
- 自分の働き方で「本当に動かせない日」を洗い出しておく どうしても動かせない会議・締切がある日をカレンダーにマークし、「この日は絶対に休めない」を家族で共有しておきましょう。
- 民間学童に「感染症時の運営方針」を事前に確認しておく 「公設学童・公設民営は利用できない前提」+「民間学童という“もう一つの拠点”」という二本立ての備えが最強のリスクヘッジです。
こどもクリエ塾では、こうした不測の事態においても、可能な限り働く保護者さまに寄り添った運営を行っております。まずは一度、お近くの教室の説明会へお越しください。
【監修】遠藤奈央子 一般社団法人民間学童保育協会 代表理事 こどもクリエ塾 代表