地震大国日本。地震から、こどもたちを守るために本当に必要なことはなにか?
と真剣に考えると、定型的な避難訓練だけではありません。

こどもクリエ塾で毎年実施しているワークショップの内容をご紹介します。

とても大切なことなので、ぜひ皆さんもお子様と一緒に考えていただきたいです。

 

◆地震から子どもを守るために ワークショップ

 

地震大国日本。

地震から、こどもを守るために本当に必要なことはなにか?

と真剣に考えると、定型的な避難訓練ではありません。

 

大切なことは、

こどもたちが、

「地震災害のメカニズムを理解し、その危険性と対策を自分で考えることができるようになる」

だと考えています。

 

 

小学生のこどもに、そんなことができるだろうか?

と思われた方も、少しお付き合いください。

 

まずは、質問です。

この地球は、何に似てると思いますか?

ヒントは、食べ物です。

パンにはさんだりしますね。

 

こたえは、たまご。

 

地球の黄味には、マントルと呼ばれるとてもとても熱いものがつまっています。

黄身がマントルだとすると、地球の殻にはプレートと呼ばれるものがあります。

このプレートがぶつかることで、地震が発生します。

 

 

 

さて、もうひとつ質問です。

 

世界で、一番地震が多い国はどこでしょうか?

そして、どうしてそう考えたのか、理由も教えてください。

こどもたちは、地図や地球儀、そしてプレートを示した地図をにらめっこしながら考えました。

 

答えは、日本です。

 

 

そう、わたしたちは、世界で一番、地震によるリスクのある国に住んでいるのです。

しかし、地震そのもので死ぬことはありません。

地震によって発生しておこる、建物の崩落により、命を落としているのです。

 

 

だとしたら、何をしたらいいのか?

もし東京で大震災が起きたらどうなるのか?のドラマをみてもらった後に、

もし、この教室で地震が起きたらどうなるのか?

怖いこと、困ること、だから何をするのか?

を考えて、発表をしてもらいました。

 

前半は、

こどもたち地震が、

その危険性に気づき、だから何をしたらいいのか?を考えてもらいました

 

 

次は、地震から家族や自分の身を守れますか?<実践編> です。

 

◆地震から家族や自分の身を守れますか?<実践編>  ワークショップ

 

自分の家の防災対策や、避難マップを作成です。

 

まずは、こどもたちが前回もとても興味をもってみていた、

東京で大地震が起きたらどうなるのか?のドラマを観ました。

 

次に、具体的なアクションプランをみんなで考えます。

今、地震が起きたらどうなるのか?に続いて、その後どうなるのか?を

時系列で考えました。

小学生1年生で、時系列でで時系列という概念が分かるかな?と心配しましたが

まったく問題ありませんでした。

 

さて、議論はとても白熱しました。

○○分後に教室はどうなっているのか?

だから、教室にとどまるべきか?外へ出るべきか?

また、外の様子はどうなっているのか?

議論が進んでも、ある事実に見つけては

「本当にこれでいいんだけ?」と、前提を疑い、前に戻って議論をする。

 

大切なことは、地震が起きたらどうするかのルールを大人が決めてこどもに

覚えさせることではありません。

次はどうなるのか?そもそも、それは本当なの?

状況に応じて、こどもが自分で考えて判断できるようになることが

とても大切だと考えます。

そして、最後はこどもたち一人ひとりの防災マップづくりと発表をしてもらいました。

ちなみに、近隣の防災地図は、各自治体の窓口で無料でもらえます。

 

・学校

・自宅

・こどもクリエ塾の場所

・家族との待ち合わせ場所

を、それぞれ地図で確認しながら、自分で決めて発表をしてもらいましたよ。

 

今、発表中なのは新一年生の男の子。

地図の見方もばっちりマスターしましたね。

是非、ご家庭でも、

地震がなぜ起きるのか?どうなるのかをお話しながら、

防災マップをつくり、家族全員でいざとなったらについてを確認してください。

 

また、防災マップが完成したら、終わりではありません。

なぜだろう?本当かな?自分だったらどうする??

色んなことに疑問をもちながら、考え続けていくことこそが、

地震を含めて有事から守る対策です。

これからも、引き続きこどもたちと一緒に、考えて続けていきたいと思います。

 

 

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