「なぜ、勉強をするのか?」

「勉強なんてしたくない!」

こどもに質問されたら、なんと答えますか?

 

※本文は、こどもクリエ塾で実施したワークショップの内容です。

個人的な経験をベースとしていますが、

もし、ご自身が答えるとしたら?と考えながら読んでいただけると幸いです。

 

◆なぜ、勉強をするのか? ワークショップ

 

「なぜ、勉強をするのか?」

この根源的な問いに対して、

私自身の今の答えは、こどもクリエ塾「建学の想い」 そのものです。

だからこそ、リクルート ⇒外資系戦略コンサル⇒起業

という歩みを経て、このこどもクリエ塾 を2010年に立ち上げました。

 

しかし、小学生1-3年生に対して、

何をどう伝えて、私はこどもたちに何をさせたいのだろうか?

いざとなると、色々と考えました。

まず、私が、こどもたちに伝えたことは、私自身の歩みです。

 

私の小学校時代は、勉強と家のお手伝いの6年間。

教育熱心な母は、私のために自ら塾を開き、

学力を段階的に高める反復学習を私に課しました。

おかげで小学生の間に高校の「数学Ⅰ」を修了するほどの

基礎学力は身につきました。その過程はチャレンジングであり、

達成感はありましたが、正直な ところ「何のために勉強するのか?」という

学びの目的と情熱を見出すことはありませんでした。

 

中学校・高校・大学生時代は、

課外活動に邁進し、学業に関しては

小学生時代の貯金でやり過ごしているような日々でした。

 

社会人時代

お客様に期待されるようになり、

再び、今度は自ら進んで勉強をするようになったこと。

本当は大学時代に勉強しているはずのことを

働きながら、ビジネススクールに通い、勉強しなおした日々。

 

外資系戦略コンサルに転職し、

話せるつもりが、なかなか仕事で通用しなくて苦労した英語、

頭のいい人たちを相手に、勉強をしたり、考えることで

一日3時間しか寝る時間がなく、1カ月で3-4キロも痩せていく日々。

などなど。

 

時系列で、話しを進めてと、

こどもたちは、

「それで、どうなったの?」

「それから?」

と、私の行く末を心配してくれたり、私のスタンスに対して

辛口なコメントをしてくれました。

 

 

と、ここまで読んで頂き、私のワークショップの目的に

気が付いて頂けましたでしょうか?

 

なぜ、勉強をするのか?

私は、こどもたちに、今の自分たちなりに考えてもらうことを目的にしました。

 

意外にも嬉しいことに、

なぜ、勉強をするのか?

将来の夢とあわせて、皆なの前で発表してくれる子がいて驚きました。

 

また、私が訪問をした、インドとバングラデシュについて少し触れたのですが、

他の国のこどもたちについて、コメントをしてくれた子も何人もいました。

 

「なぜ勉強するのか?」

この問いを通じて、一番勉強になったのは、私自身でした。

これからも考えていきたいと思います。

 

 

そして、これを読んでおられる皆さんも、

もし、「なぜ勉強するのか?」と

質問をされたときには、お子さんと一緒に是非考えてみてください。

 

なぜ勉強するかを考えることは一生続きます。

その答えは、どんどんと変わっていくことでしょう。生涯を通じて、プロジェクト型学習が続きます。

だからこそ、一番重要なことは、自分が勉強をしたいことをみつけて、勉強をしてほしい。

これが、私たち こどもクリエ塾の想いです。

 

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