小学生一年生の前半は、宿題の量もそれほど多くはないと思いますが、

早いうちに、自立的な学習習慣が身につかないと、後々大変です。

例えば、ある二年生ですが、
算数のドリル、漢字の書き取り&語彙調べ、作文、観察日記&絵、音読&色塗り・・・。

一日で、こんなにたくさんの宿題を持ち帰ってくる子もいます。

また、他の学童では宿題が終わらない、学習習慣が身につかない、ということを理由に

入会される方も毎年数名はいらっしゃるほどです。

子どもに宿題やワークを集中して取り組ませる方法は、大きく3つのアプローチがあります。

 

1.学習・宿題への意欲

宿題が終わらない子の多くは、

ご家庭や学校でこれまでにかなり注意を受けていると思います。

 

やる前から

「どうせ無理だもん。」「絶対に終わらない」とか「そもそも終わらせなくていいもん」

というは発言をする時は、特に要注意です。

この気持ちの問題を一番にクリアしない限り、集中力が生まれません。

 

「○○ちゃんはやればできるよ。一緒に頑張ろう!」

「○○くんは、いつもこんなに頑張って、すごくできてるでしょ!」と、

とにかく気持ちをポジティブにすること。

自分もやればできる!という自信をもってもらうこと。

お父さん・お母さんに誉められたい、といった気持ちの強いお子様には、

「○○ちゃん、いつもこんなに頑張ってるから、お母さん凄く喜んでるでしょう!?」といった

アプローチも使います。

自信を失いかけているこどもの前では、

「また終わらないから早くやろう!」なんていう言葉を使ってはいけません。

 

2.環境づくり

◆机の位置

宿題をする時は、お友達と一緒に机に向かわせるのがいいのか、

個別に離して壁に向かわせるのがいいのかは、その時々によって変わりますが、基本的には

集中力のないこどもは、必ずしゃべりますので、教室の反対側等に離して座らせます。

 

例えば、小学校1年生が2年生に教わりながらやる、

また2年生のお兄ちゃん・お姉ちゃんも、1年生の手前 自分自身もちゃんと勉強しなくては

いけない、という気持ちが芽生えている時は、一緒に勉強させます。

人に頼られると、思い切り力を発揮する、リーダータイプは効果があります。

 

◆音

何も聞こえない静かな環境の方が集中力が生まれやすいと思いますか?

こんな調査・研究を

コンサル時代に取り組み、その結果をもとに働きやすいオフィス環境づくりを
していた時があったのですが、

適度な音がある方がむしろいいのです。

もしご自宅のお部屋があまりにもシーンとする時には

モーツアルトの音楽を音量小さめで流すと、集中力が高まるようです。

お試しください。

◆時間の区切り

本当は30分くらいで終わるのに、だらだらとやると1-2時間はあっという間に過ぎています。

そういう場合は、

やる前に、何分でできる!と自分で目標を立ててもらって、きちんとストップウォッチで

はかってやります。

これを、大人が強引にやると、あまり効果がありませんが、

時間の区切りをつけてやる、という方法があることをなんどかやって覚えさせると、

黙っていても、

こどもから「20分でやるから測って!」と言ってきます。

 

3.テクニック

やる気もあって、環境も出来ている。でも進まない場合は、

宿題内容が分からない、もしくはどうやって取り組んだらいいのか分からない、

テクニックの問題です。

 

これも個別状況によりますが、こどもたちが躓きやすい問題についての

取り組みをご紹介します。

 

◆算数の計算が遅い・解き方が体得できていない

算数の苦手はこどもは、まだ解き方が体得できないように思われます。

例えば、

38-19 の問題。

ひとりでやらせると、「8から9は引けないから、、、、、、9-8か!?」みたいな感じです・・・。

 

最初は誰でも鍛錬が必要です。
こういう場合は、一緒に、順番に繰り返しパターンをやって、体得させています。

重要なのは、リズム!

自分で黙っていても解けるようになるまでは、こちらが声も出して

テンポよく、「18-9」「2-1」・・・をパシパシと解かせます。

しゃべったり、あたりを見回す時間は早さでコールするのがポイントです。

◆語彙がない

今は、書き取りとあわせて、語彙を考えて書かせる宿題が、一年生から出ていますね。

様子をみていると、とにかくマスを埋めることに必死で

大人に聞くか、辞書を丸映しをしているので、どうかな・・・。

語彙は本等を通じて自然に覚える方が効果的だと個人的には思っていますが、

そんなことを言ってもはじまらないので、一緒に取り組んでいます。

 

2年生以上は、辞書の便利な使い方をまだ習っていない、
または使いこなせていないお友達には、まずはそこから教えました。

おかげで、漢字の書き取りの時間は、2年生以上は自分でできるようになりました。

 

1年生で辞書引きがまだ早い子に対しては、

そのまま教えるのは抵抗があるので、クイズです。

「毎日、朝ポストに届いて、おうちの人が読んでいるの何?」

身の回りのあるものと関連づけながら、取り組んでいます。

 

◆時間・単位などの複雑な概念

一年生の時間や二年生の単位など、こどもにとって理解するのが難しい概念などは

実物を用いることが一番です。

 

大人も大変ですが、急がば回れ・・・・

自立的な学習習慣は、こどもたちの財産です。

こどもたちと一緒に頑張りましょう。

 

 

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