慌ただしい朝の時間など、のんびり支度をしている子どもをみると、ついつい注意する言葉がきつくなってしまうことがありませんか!?

こどもクリエ塾では、臨床心理士 井澗 知美先生をお招きして 保護者様向け「コミュニケーション講座」を開催した際に教わったペアレント・トレーニングの方法を元に、さらに長年の民間学童保育運営の取り組みの中で改善・改良をした方法をご紹介いたします。

◆子どもを叱らない「魔法の言葉」のかけ方 ~ペアレント・トレーニングの方法~

基本1.子どもの行動を3つに分ける

①保護者様が望む、増やしたい行動・・・ほめる

②保護者様が嫌いな、減らしたい行動・・・無視する=待つ

③問題行動、なくしたい行動・・・制限をもうける

 

まず、子どもの行動について、3つに分類をしたうえで、

ほめる、無視する=待つ、そして許しがたい行動については親が枠をつくりコントロールをすることが重要です。

※今回は、自分でてきぱきと支度をする行動を増やす場合にフォーカスします。

 

基本2.効果的な指示の出し方

声がけをしても、まったく進んでいない場合は、

多くの場合は指示が伝わっていない(聞こえない、理解できていない)ことが、ほとんどです。

 

子どもの集中力はかなり高いので、指示をする場合には、

穏やかに、こどもに近づいて視線をあわせて、静かに指示をすること。

また、子どもが指示にしたがったらすぐにほめる。

あるいは、1-2度やっても指示に従わない時は「警告」をあたえることです。

 

また、「予告」をするのは、とても有効です。

7時からはお着替え宿題だよ、あと5分したら休憩は終わりだよ、

あと3回でその遊びは終わりだよ、など。

あと数回、今の子どもの行動を許可することで、次に行動に移りやすくします。

 

ちなみに、何かの指示を出す時に、理由をつけることは悪いことではないですが、

へりつく合戦に巻き込まれないこと、

また、短く言うことで理解しやすくすること

が、ポイントとなります。

 

重要なポイントは、指示はネガティブには出さないこと。

例えば、同じ内容の指示を伝えるにも、

ご飯を食べたら、おやつをあげるよ、

ということと、

ご飯が食べれないなら、おやつはなしね

では、全く効果が違います。

もちろん、有効なのはポジティブなアプローチ。

ネガティブな指示の方法は、こどもにはいじわるに聞こえる可能性もあるので指示に従わない傾向があります。

 

基本3.肯定的な注目の与え方(ほめかたのコツ)

子どもがよい行動をしているとき、指示にしたがっているときには、

子どもをほめることで指示に従うようになる、

また子どもが自分に自信をもてるようになる、

という観点からも、積極的にほめることが重要です。

ほめるときは、

視線をあわせて、子どもに近づき、喜んでいる感情を表現したうえで、

短く、どの行動を誉めているかを明確に伝えること。

ここでのポイントは、皮肉や批判をしないこと。

「すごいねー!やればできるんだから、言われなくてもやろうね」

なんて、ついつい言ってしまってないですか??

そして、ほめるタイミングは、全てが完了するのを待つのではなく、

よい行動がはじまったらすぐに、ここでも25%できていればOK!です。

もちろん、子どもによっては、

大げさにほめられるのが苦手、こっそり誉められるのがすき、

高い目標を掲げているので、安易に誉められたくない・・・。

色んなタイプの子どもがいるので、その子にあった誉め方をしています。

 

重要なのは、自分が認められている、という余裕をつくってあげること。

そうすることで、

とても協力的になり、結果的には保護者様にも、余裕が生まれてくるはずです。

と、書いている私自身、

毎日限られた放課後の時間に、とても慌ただしく過ごす中で、

子どもたちひとり一人が余裕や認知・称賛を感じてもらえるかどうかで

一日の教室全体がうまくいくかどうかが変わると、実感しております。

 

子どもを叱らない「魔法の言葉」のかけ方。

私たち大人側の心の余裕も必要ですが、切磋琢磨しながら取り組んでいきたいと思います。

 

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